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中国骨董品を高値で売るための基礎知識

中国の美術品や骨董品の基礎知識を詳しく説明していきます。

知っておきたい!中国骨董品の基礎知識

中国の骨董品というと、書画や絵画、陶磁器が挙げられます。中国の骨董品は技術力とデザイン性も高く、現在でも世界中で人気となっています。

ではここからは、高値がつく条件を確認していきましょう。

高値がつく骨董品とは?

書画や絵画、物によって査定ポイントが違ってきますが、中国骨董品が高価買取されるポイントは以下のとおりです。

  • 作家…有名作家であること
  • 内容…知名度があるものや、コレクター・マニアに人気なもの。素材も重要視される
  • 保存状態…良好であること。本体を保存する箱もあれば、その箱の状態も良いと高値がつく可能性が高くなります。また付属品がある場合、抜けがあると価値が下がってしまいます。
  • 鑑定士…結局のところ、骨董品の値段を決めるのは所有者ではなく、買取先。買取先の鑑定士の鑑定力が低いと、その骨董品がどんなものなのかを見落とす恐れが。そんな鑑定士に査定を依頼しても、それに見合った価格が提示されない可能性があります。品物というより鑑定士選びも、高値をつける上での大事なポイントです。

では、そもそも骨董品とはどういったものを指すのか見ていきましょう。

実際の買取例

実際にどういったものが高値で買い取りされるのかについてご紹介しましょう。

例えば次のようなものが挙げられます。

  • 韓美林の書画 300,000円
    韓美林といえば、2008年の北京オリンピックのマスコットキャラクターデザインを担当した方で、絵画だけなく、書法、彫塑、陶磁器など様々な分野で才能を発揮しています。力強いタッチと繊細なデザインで、値の付きやすい品だといえるでしょう。

  • 蝙蝠文小物入 240,000円
    蝙蝠文は「こうもりもん」と読みます。これは夕方になると空を飛び始めるあのコウモリのことです。福を呼ぶ生き物として一時期様々な物のデザインに使われていました。
    中国では蝙蝠の漢字の中に入っている「蝠」という文字が「福」と同じく「フウ」と発言することからおめでたい生き物として知られているのです。
    日本だと、どちらかというとコウモリは邪悪なイメージになってしまうかもしれませんが、蝙蝠文が入っているものは中国では人気となっています。

  • 曼荼羅図 300,000円
    曼荼羅(まんだら)とは、修法などに用いられることが多いもので、特に師資伝承によって教団の教えを伝える仏教である密教とも呼ばれる世界を絵で表したもののことをいいます。いくつかの種類があり、それぞれの絵によって違う特徴も魅力的です。

  • 中国切手 20,000円
    小さくても意外に高値が付きやすいのが中国切手です。実際に、数枚の中国切手だけでかなりの高値がつくようなケースもあるので、保管して眠らせている中国切手がある場合、高値で売却できる可能性もあるので、どれくらいで売れるのか調べてみてはどうでしょうか。
    特に人気が高いものといえば、毛沢東関連の切手です。希少性が高く、この切手を強く探しているコレクターの方も多くいます。物によっては一枚で100万円以上をするようなものもあるので、こういったものを持っていればそれだけで高値で販売できるでしょう。
    実際に切手は予想をはるかに上回った金額で買取をしてもらえたと言う方が多いので、注目してみてください。
  • 香炉 100,000円
    象牙で作られた彫刻の香炉が高値で買い取りされた例があります。香炉といえば固体状になっている香料を加熱して香りを楽しむもののこと。実にたくさんの香炉が作られていて、その中でも象牙で作られたものは高い価値を持って取引されています。
    いろいろな香炉をコレクションしている方もいるので、変わったデザインのものでも高値が付きやすいといえるでしょう。

  • 印材 150,000円
    印材とは、今でいうスタンプのことで、中国でも古くから使われていました。素材としては、近年はプラスチックなどが使われているものの、価値の高い骨董品には水牛の角や象牙などが使われており、高い魅力を持ちます。
    中には非常に手が込んだデザインになっているものもあり、そういったものは骨董的な価値が高く、高値で買い取ってもらえるはずです。押印する部分のデザインに凝っているものもあれば、持ち手の方のデザインが素晴らしいものもあるため、両面が優れている印材は大きく評価してもらえるでしょう。
    買取例については、あくまで一例です。骨董品の状態によっては更に高い価値がつくこともありますし、思っていたほど値がつかない可能性もあるでしょう。中には、価値があるものと酷似しているもののほとんど価値がないものもあるため、このあたりの見極めは非常に難しいといえます。
    貴重な素材で作られたものや歴史的価値の高いものなどは、小さかったりシンプルなものでも驚くような値がつくこともあるため、かなり詳細な知識がなければ正しい価値が判断できないかもしれません。価値がある中国骨董品を所有している場合は一度鑑定してもらうのがおすすめです。

骨董品とは

製造されてから100年を経過した希少価値のある手工芸品・工芸品・美術品・小道具を骨董品としています。逆に100年以内のものは、製品により呼び方が変わってきますが、レトロやヴィンテージと呼ばれることもあります。WTOで骨董品として承認するための定義として「骨董品」というワードを採用されており、この定義に当てはまるものとしてWTOに証明された場合、WTO加盟国間でも関税が掛かりません。

いっぽう、日本では数十年前に作られたものを骨董品と呼んでいます。長い歴史を持っていて、かつ素晴らしい品だからこそ現代でも残っているのです。ひとつひとつの骨董品を見つめることで、当時の生活や歴史の背景を深く楽しめるのではないでしょうか。

※WTO
WTOとはWorld Trade Organizationを省略した言葉で、世界貿易機関のことを指します。WTOの存在意義は世界中で行われる貿易のルールを統一し、公平な貿易を行えるように働きかける機関です。日本ももちろん加入していてそれに加え現在、164の国と地域が加入しています。

骨董品にはいくつもの種類がある

世の中に知られていない数多くの骨董品が、世界中のあらゆる場所に眠っているといわれています。現在持っている骨董品がもし100年前に作られたものなら価値は非常に高いです。

骨董品とみなされる品は様々で、中には「こんなものも骨董品になるの?」と驚かれる品もあります。ここでは、骨董品の種類を大まかにご紹介していきます。

絵画

骨董品のイメージで真っ先に出てくるのが「絵画」。絵画はテレビの骨董品鑑定番組でも紹介されることが多いので、「骨董品といえば絵画」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。絵画は「真作」、つまり画家本人が描いたことが証明された絵画なら、間違いなく高額がつけられます。

絵画の種類は、中国の山水画を始め、日本画、油彩絵、水彩画、版画、デッサン、水墨画、パステル画など数多くの絵画が骨董品として証明されているのです。

  • 絵画の買取相場
    おおよそ3万円から400万円と買取相場は幅広くなっています。林風眠、李可染、董寿平などが人気なので、これらの作家のものであれば高価買取が期待できるでしょう。破損していても希少価値が高い作品の場合には高値が付くこともあり、査定してもらうまで金額の予想が難しい骨董品です。

陶磁器

陶磁器は焼き物の名称とも言われており、絵画の次に骨董品のイメージとして浮かび上がる品です。陶磁器と一括りにされますが、大きく4つに分類されます。土器・炻器・陶器・磁器の4種類です。いずれも土を原料とする器で、窯で焼き上げて仕上げます。

骨董品の花形ともいえる陶磁器。保管がしやすく、制作された時代の状態を長期間維持できるので、損傷・劣化による価値の低下が比較的少ないのが特徴です。著名な作家の作品であったり歴史的に重要なものであれば、高確率で高値がつきます。

陶磁器として制作されたものは主に食器類。茶碗や徳利、皿、花瓶などです。観賞用としてはもちろん、お茶席での実用品としての需要もあります。

  • 土器の買取相場

    土器には縄文土器や弥生土器、須恵器など様々な種類があります。土器を査定するためには、歴史背景など専門的な知識を有するので専門家で査定をお願いするようにしましょう。一般的に土器は数千円から数十万円程度で買取されるケースが多いようです。箱や説明書、鑑定書などがあり保存状態が良好な場合、買取額がアップしやすくなります。

  • 炻器の買取相場

    炻器とは、陶器と磁器の中間の性質を持ったものです。陶器のように素地が白いわけでなく、磁気のように硬い焼き物を表します。茶碗だけでなく、徳利やお皿など種類も豊富です。査定金額は、基本的に買値が全くつかないものから数十万円の幅になっています。キレイに保存されているものの方が買取価格もアップしやすいため、磨いてから査定をお願いしましょう。

  • 陶器の買取相場

    陶器はブランドのものであれば、数万円程度の査定価格になることがあります。反対にノーブランドであれば、数千円程度のことも。陶器は構造上隙間が多く、吸水性も高いと言われています。そのため保存方法によってはカビが生える、欠けるなどが起こりやすいです。そうならないためにも、できるだけ早く売却をするようにしましょう。

  • 磁器の買取相場

    一般的な買取相場は、数百円程度から数百万円程度です。しかし人間国宝の作品など有名なものであれば、数億円以上の値打ちがつくこともあります。欠けている場合でもレアなものであれば、買取価格が高くなることも。自分で見極めることが難しいため、必ず欠けていても査定に出すことが大切です。鑑定書などがあれば、一緒に査定に出してくださいね。

象牙・彫刻品

像の牙や石、木、粘土、金属を彫り刻んで作った作品をいいます。中国の古い木彫から、日本古来の木彫の仏像、ブロンズ像などの作品が有名です。

中でも像の牙で作られた作品に関しては、素材そのものに希少価値が高くつきますので、高額買取りが期待できます。木調品も、使用されている素材によって価値が大きく変わる場合もあるようです。

  • 象牙・彫刻品の買取相場
    1万円から20万円程度の買取価格が一般的です。しかし歴史的な価値がある商品の場合、100万円を超える査定をされることも。象牙であれば、一般的に重量の重い商品の方が買取価格は高くなる傾向にあります。

おもちゃ

ブリキ製のおもちゃを始め、カード、シール、超合金、企業のノベルティーグッズなどといった昔懐かしいおもちゃは、希少価値があるので高値がつきます。

さらに、保存状態も良いのであればかなり貴重なおもちゃとみなされるようです。また、品によっては遊んで汚れがある、落書きがある、劣化しているといった状態でも価値が高いものもあります。

ブリキ製のおもちゃの中でも、オキュパイド・ジャパン製は日本だけではなくアメリカでも希少価値の高いおもちゃとして有名です。メイド・イン・オキュパイド・ジャパンという刻印の有無で価値が大きく変わってきます。

  • おもちゃの買取相場
    おもちゃの場合、買取相場は数千円から数万円と幅があります。レアものや保存状態が良好なもの、ケースなどが残っているものは比較的高額査定されやすいようです。反対に製造数が多く、希少価値が低い商品は、査定価格も低くなる傾向にあります。

刀剣

刀剣といっても主に日本刀のことを指します。

刀は大きく分けると、模造刀と真剣の2つに分類されます。

まず模造刀は日本刀を精巧に再現した刀です。

人を斬る目的で作られたものではなく、置物という扱いになるので、

正確には刃物ではありません。

あくまで刀に似せたもので、観賞用として使われます。

しかし模造刀の中にもランクがあり、一般的な模造刀は、柄がプラスチックだったり、剣部がアルミだったりと骨董品としの価値は薄いですが、美術刀の部類されるものは、価値が高いとされています。

用途としては模造刀と観賞用の飾りですが、作りはそれよりも美しく、現代の技術力では再現が難しいほど精巧に作られており、希少なことから価値が高くなります。

そして刀の形にも種類があります。

直刀

直刀は刀の刃が真っ直ぐになっているものを指します。

みなさの刀のイメージといえば少し反っているだと思います。

しかし平安時代中以前はこの形がスタンダードでした。

  • 直刀の買取相場
    数万円から数百万と査定価格に幅あるのが直刀の特徴。希少価値・美術的価値・状態など、査定に影響する項目が多数あるため、他の骨董品よりも査定価格に幅があるのです。保存状態が悪く、仕上がりも劣悪なものは査定価格が低くなる傾向にあります。反対に仕上がりが良いものは、美術的な価値も加わり海外の人からの人気も高く査定価格もアップしやすいでしょう。

太刀

直刀の後、平安時後期からは主流になった刀。

従来の刀とは違い、刀全体が刃先から柄の部分まで反り返っているのが特徴です。

2尺から6寸程度のものを指し、刀と分類されるものの中で特に長いのも特徴です。

  • 太刀の買取相場
    1万円から20万円で買取されています。無銘の太刀であっても仕上がりが良く、保存状態が良好なものに対しては、20万円程度の買取も期待できます。さらに「國行」の銘を持った太刀が100万円以上で買い取られた事例も。保存状態と銘が高額買取のポイントだと言えます。

「刀」と言われて、多くの人がイメージされるであろうものです。

太刀よりも短く(2尺程度)反りも抑えられている、直刀と太刀の間の刀と言えるでしょう。従来の太刀など、反りが強すぎて鞘から抜くのに手間取ってしまうのがデメリットでしたが、それを改善した革命的な刀と言えます。

見た目も非常に美しく、飾りとしても非常に価値が高いのです。

  • 刀の買取相場
    数万円から数千万円と査定価格は幅広い刀。他の刀剣と比べて海外からも人気が高いため、査定価格が高額になりやすいと言われています。名刀であれば高額が付くのは当然ですが、無名でも格が備わっていれば、高価査定が期待できる点は押さえておきたいところ。刀をお持ちの方は一度心を澄ましてその「格」を見詰めてみてはいかがでしょう。

脇差

戦の時にメインの刀が折れてしまった時に使っていたサブ刀や、携帯用の刃として使われていた刀のことを指します。

長さは1尺以上2尺未満で、とても使い勝手が良い刀です。

  • 脇差の買取相場
    数万円程度の買取価格が一般的でしょう。加賀介祐永の脇差であれば、39万円程度の高価買取の場合もあります。専門家の鑑定書があれば、さらに査定価格がアップしやすいため、もしあれば一緒に提出するようにしてください。

短刀

脇差よりも更に短い1尺ほどの刀です。

イメージとしては現代のナイフのような存在ではないでしょうか。

長い刀が持ち込めない場所でも、どうにか自分を守るための手段として持ち込まれるために作られたものです。

  • 短刀の買取相場
    短刀は、女性の懐刀としても用いられたため、デザイン性の高い商品も多くあります。美術性が高いものであれば高価査定が期待できるでしょう。数千円から数万程度で査定され、場合によっては数百万の金額が提示されることもあります。

家具

一昔前まで家具というのは、椅子一脚にしても職人が丁寧に作り何十年も受け継がれるような代物が多かったのですが現在、家具の大量生産が可能になり手軽に買えるものが増えてきました。しかしその反面、作りは正直粗悪で耐久性がなく、壊れたら捨てるのが普通になってしまいました。

ところがアンティーク家具は違います。

アンティーク家具一つひとつが手作りで、耐久性も高いのです。

また同じような形に見えても、木目などの模様やラインも製品により違い、一つとして同じものはありません。

そのことから、現代の技術で難しい作りや、刻んできた歴史による味は再現することが困難で希少価値も高いと言えます。

そのことから状態が良ければ良いほど、価値は高くなっていきます。

  • 家具の買取相場
    ブランドものかノーブランドかによって大きく査定額が違います。ブランドものであり、かつ状態が良好であれば購入金額の40%査定されるでしょう。一方ノーブランドであれば、20%の査定額になってしまいます。傷や凹みなどで大きく変動するため注意してください。

ジュエリー

まずジュエリーとは、石や動物などから生まれた天然鉱物のことを指します。

その中でも年々減少している珊瑚のジュエリーは人気が高く、これの骨董品として価値のあるものがアンティークジュエリーと呼ばれます。

具体的には制作から100年以上経過しているのが目安となります。

昔からお金に変わる価値や、身分を表すことに使われてきましたが、現代は装飾品としての用途が非常に高いものです。

特に1800年代から1900年製造のものは非常に価値の高いものとされています。

  • ジュエリーの買取相場
    ジュエリーのほとんどには貴重な価値があるため、アンティークジュエリーの買取を拒否されるケースは少ないでしょう。買取相場は状態によって変わってきますが、数万円から数十万円程度。ただし品質や歴史などによっては、数百万円の価値があるケースもあります。保管の方法も難しいため、売却を検討している方は早めに査定を行った方が良いでしょう。

カメラ

近年の写真ブームによりカメラも骨董品としてか価値が上がっています。

スマホやデジカメが主流の中、フィルムとレトロなレンズで写真をとると独特な味が出てきます。

また型も現代のものとは違い、個性的なものが多いのでそれも人気の理由です。

特にメーカー品のものは、人気と希少価値が高く高額で取引されます。

骨董品といっても色々な種類がありますので、自宅に眠っている骨董品があるか探してみましょう。思いがけない品が出てくるかもしれません

  • カメラの買取相場
    デジカメは、希少価値も低いため2万程度の査定が一般的です。場合によっては値がつかない場合もあります。フィルムカメラやデジタル一眼レフなどは人気で、数万円から数十万円つく場合も。レアなモデルであれば高価買取になりやすいようです。

竹根

竹製品の多くが、中国から伝わったものと言われています。中国で竹製品における歴史は、222年の六朝時代から始まったとされ、唐の時代には多くの人々に広まっていきました。その中でも竹根は、竹の根っこを使った製品です。竹根製品は一般的な竹製品や竹細工よりもはるかに数が少なく、珍しいものとされています。また置物などの竹根の製品は、完成までに何年もかかる場合があるため、特に希少です。

市場で売買される場合、特に大きい竹根を用いて長時間制作されたものは高値で買取が行われているようです。また保管状態が良いものや芸術性の高いものも比較的高値がつき、さらに有名な竹芸家のものであれば、より買取価格も高額になります。

  • 竹根の買取相場
    竹根は竹細工の中でも貴重性が高いため、数千円から6万円前後で取引が行われています。有名な竹芸家の作品であれば数十万円の査定がつくことも。ただ贋作や機械での量産品も多く出回っているため、期待しすぎないでくださいね。また竹根の価値がわからないようなリサイクルショップだと、数千円程度の査定をされる場合もあるため注意しましょう。

犀角

犀角とはサイの角のことで、クロサイなどの角を粉末にしたものです。よく漢方に用いられており、解熱や解毒などの効果があると言われています。しかし基本的な成分はタンパク質のケラチンであるため、効果について医学的な根拠はありません。

近年医薬品として漢方薬局などに販売するために、サイは密猟者などが乱獲されてきました。そのためサイの角の乱獲を防ぐために多くの取り組みが行われています。それらの背景から犀角でつくられた芸術品は、高値で取引される傾向にあります。

  • 犀角の買取相場
    犀角はグラム単位で査定の価格が設定されるのが一般的で、およそ1ℊで11,000円とかなり高額な値が付きます。もちろん犀角の食器などは非常に珍しいものですので、さらに高額な査定がされるはずです。ただし偽物も多いのが現状なので、買取は犀角の査定に強い業者に依頼するようにしてくださいね。

香木

香木は、基本的に自然界からつくられる香り豊かな木のことです。主に沈香、伽羅、白檀に分類されます。その中でも人気が高いのが沈香、伽羅と言えるでしょう。

一般的に木は水に浮きますが、沈香は油分が多く含まれているため水に沈んでしまいます。その沈香のなか最も高級品として扱われているのが伽羅です。沈香と比べると、やや甘い香りがする特徴があります。

ベトナムに生息している「風のなる木」と呼ばれている木材から沈香は作られます。これらの木材に傷がつくとそこから樹脂が分泌され、その樹脂のついた木が自然に倒れたのが沈香です。風のなる木が倒れるのは基本的に数十年ほどですが、稀に数百年倒れずに樹脂を出し続け、さらに倒れた後に数百年土に埋まったものもあります。それが最高級の沈香、伽羅です。

伽羅は今では非常に希少性の高い品物として、日本だけでなくヨーロッパでも注目されています。

  • 香木の買取相場
    香木の買取相場を一概に言うのは簡単ではありません。それは香木の場合、種類も豊富で質などが状態によって全く異なるからです。数千円程度の価値しかない物や数万円、それ以上の価値があるものまで様々。しかしサイズや完成度にもよりますが、彫刻が施されている香木ならば希少性が高いので高額査定となる可能性が高いでしょう。

文房四宝

中国において、書道で使用する4つの文房具を文房四宝と言います。4つの文房具とは、筆・墨・紙・硯のことです。その中でも、消耗が少ない硯は非常に高い価値があると言われています。

高価な硯の場合、特定の坑道から採掘された石を使用しています。基本的に坑道によって採掘できる石の種類や品質が異なると考えられています。つまり同じ文房四宝でも、どの坑道から採掘された石を使っているのかによって大きく金額が変わってくるのです。さらに現在ではすでに採掘が禁止されている坑道もあるので、より希少性が高まっています。

  • 硯の買取相場
    硯は高額な物であれば50万円を超える値段で買取されるケースもあります。とくに江戸時代や明治時代に作られたものは人気が高いため、高額査定の傾向が高くあるようです。また蒔絵の装飾や家紋の有無によっても査定額は大きく変わります。もちろん著名な方の作品であれば高額な査定が期待できるでしょう。

香合

茶事において、重要な道具でもある香合。端的に言えば小さなお香入れで、中に香木や練香が収められる蓋つきのケースを指します。基本的に大きさは10cm以下と小さいものがほとんどです。

香合は漆器・焼き物に分類することができます。漆器の香合には堆朱に代表される彫漆、蒔絵、根来などがあり、焼き物の香合であれば志野、織部、染付、赤絵、青磁などがあります。さらに形も様々で、動物や植物などの形状をした香合も大変人気です。

江戸時代には香合は人気を博し、大相撲の番付になぞらえて様々な香合を分類した「形物香合相撲番付表」なんてものが作られるようになりました。現在香合を買取する場合には、この形物香合相撲番付表が参考にされることが多いようです。特に宋から明時代に作成された堆朱や具利の香合には高額査定がされることもあります。また唐三彩や青白磁なども人気の骨董品です。

  • 香合の買取相場
    数千円から数十万円と幅広い価格帯で取引が行われています。シンプルな香合であっても、商品の状況によっては40万円前後の査定価格がつくケースもあるようです。人間国宝や千家の方が作成した香合であれば、もっともっと高い値がつくことも。ただし汚れやほこり、欠けているなど状態が悪い場合、査定額に影響をきたすので注意してくださいね。

掛軸

中国掛軸とは、中国由来の技法、または中国作家によって描かれた作品の掛け軸の総称です。中国掛軸は、日本の掛軸よりも比較的高額で取引されており、高値の査定額が期待できます。しかし贋作も非常に多く出回っているので、ほとんど価値がないような商品も多く注意が必要です。

中国掛軸は中国の富裕層を中心に人気が高いこと、さらに中国掛軸の多くは歴史が古いことが高額化の理由となっています。日本の掛軸は飛鳥時代に中国から渡ってきたもので、中国ではおよそその200年前には掛軸はあったとのこと。このように中国掛軸は古さもあるため、より価値が高くなる傾向にあるのです。

中国の有名作家である「呉昌碩」や「斉白石」の作品であれば、オークションなどで百万以上の高額で取引されています。

  • 掛軸の買取相場
    掛軸の査定額はピンキリで、有名作家などの作品で人気が高く、かつ状態も良ければ数百万円以上の価値になることもあります。ただその一方で、粗悪品だと0円に近い査定が付くケースも。さらに箱や表装によっても価値は大きく左右されてしまいます。掛軸の査定は非常に難しいため、必ず専門家に見てもらってくださいね。

古書

古書とは、簡単にいうと古い本のことですが、いわゆる古本とは異なります。古書は絶版となっており、かつ時代を超えて存在している書籍です。一般的には古文書や古写経、古地図などといった学術的・歴史的価値の高い本が古書と呼ばれます。

明・清時代の中国の古書・拓本などは人気があり、非常に高値で買い取りされているようです。基本的には状態が良く、キレイな古書の方が査定価格は高くなる傾向にあります。さらに出荷部数や流行、著者の署名の有無などによって付加価値が付くため、価格の大幅アップに繋がることも。さらに初版であれば、より高値で買い取りされます。

  • 古書の買取相場
    古書の買取相場は全く値打ちがない物から数十万円以上するようなケースもあるようです。歴史的に価値のある本や初版本・絶版本など貴重性が高いもの、歴史的偉人が残したような本などは、非常に高額で取引が行われています。特に1920年代後半〜1980年前半に発行されている本やISBN番号などが付いていない本などを収集するコレクターが多くいるようで、それらの書物は非常に高値で査定されるケースもあります。

玉器

玉器は翡翠(玉)で出来た器あるいは装飾品で、白玉、黄玉、赤玉、碧玉、黒玉など様々な色のものがあります。中国で作成された玉器は紀元前の非常に古い時代、主に身分が高い人に使用されていました。お守りなどの意味合いもありましたが、基本的には権力の象徴として扱われていたようです。

玉は硬度で分類することが可能です。軟玉は多くの玉器で使われる素材で鉱物的には角閃石、硬玉は輝石鉱物に属しており、硬玉はヒスイ輝石とも呼ばれます。

今でも良質な玉が見つかれば、非常に高値で販売されます。そのため玉器は、世界的にも注目されている骨董品と言えるでしょう。

  • 玉器の買取相場
    鑑定書の有無や状態によって査定価格は大きく変動し、状況によっては数十万円以上値が付くこともあるでしょう。保存状態が良く、美しい翡翠で作られた玉器は高額で取引される可能性もあります。鑑定書があれば信用がつき高値になりやすい傾向にありますが、年代や大きさなども査定に左右されるため、まずは詳しい専門家に鑑定を頼むようにしてくださいね。

古銭

古銭とは、その名の通り昔のお金のことですが、お金以外にも何らかの記念で作られたような記念硬貨なども含まれます。日本の古銭として有名なものは寛永通宝や明治通宝です。寛永通宝とは江戸時代に作られたお金で流通量が非常に大量に流通しているのですが、前期の古寛永は、数が少ないため貴重です。さらに人気もあり、コレクターも多数いるため、いまだに高値で取引されています。明治通宝は日本で初めて西洋の印刷技術を導入して作られたお金で、非常に人気のアイテムです。

  • 古銭の買取相場
    古銭や旧紙幣の価値は、年々減少傾向しているともいわれています。しかし人気のアイテムであれば、未だに高値で買い取りをしてくれるようです。ただ古銭の場合、保存状態がかなり重要視されています。貴重なものでも汚れていれば、価値は下がってしまうので注意しましょう。保存状態のいい明治通宝などは数百万円以上の値打ちがあるとも言われています。

帯鉤

紀元前5世紀~紀元4世紀頃にかけて生産された帯留め、帯金具のことを指します。表面には彫刻や象嵌などの装飾があり、裏面についたボタンが特徴的です。古代中国では着物の帯や腰紐を留めるのに活用していたとのこと。現在では美しい装飾から人気が高まっているでしょう。様々な材料があり、青銅などの金属以外にも翡翠やガラスなどで作られたアイテムもあります。日本だけでなく世界にもコレクターがいるほど、人気になっている中国美術の一つです。

  • 帯鉤の買取相場
    平均の買取相場は5千円~1万円程度ですが、翡翠や金が使用されているものはさらに値が高くなります。金や翡翠で作られた乾隆朝の帯鉤は89万円で取引されたケースもあるそうです。しかし近年では緻密な造形や彫刻が施されているもののほうが高値の傾向があります。製造年代がわかるような証明書が残っていれば、さらに査定額はアップしやすいでしょう。

骨董品が人気の理由

最近では、骨董品の中でも「中国骨董品」を購入する人が増えつつあります。実際に購入している人のほとんどが富裕層の中国人なのです。その影響により、骨董品への注目や人気が高まっているのです。

日本だけではなく、世界中にある中国骨董品を購入するのは例外でもありません。なぜ、中国骨董品を購入する中国人が増えているのかというと、以下の理由があてはまります。

  • 中国の国家文物局により骨董品基準が変更されたから
  • 中国でオークションが人気だから
  • 中国国内では多くのコピー品が出回っているから
  • 日本で保管されている骨董品は丁寧に保管されているから
  • 日本旅行で中国骨董品が低価で購入できるから

上記のことから、中国骨董品を購入する中国人が増えている影響で、日本国内にある中国骨董品が品薄になり、さらに希少価値を高めているようです。こういった影響がきっかけで、今後も益々人気が高まり高値で買取りされるかもしれません。

高額査定のポイント

中国骨董品をどのように高額査定に繋げたら良いのか、もう少し詳しく見てみましょう。

20年前の骨董品

中国の国家文物局が定めた基準改定に定めて、日本に入ってきた中国骨董品が20年以上も前のものであれば、当時の価格以上の査定額になるとされています。

中国では1911年以前の骨董品を国家文物局が、国外へ流出させないように持ち出しを禁止しています。それでも国外へ持ち出してしなった場合は、無期懲役以上の判決を受けるという厳しいものとなり、中国骨董市場には厳しい状況になってしまいました。しかしそのことにより、更に中国骨董品は希少価値を増すことになりました。

作家の名前

中国で最も有名な作家の名前は、査定を行うにあたって重要な判断素材となります。骨董品もブランド品と同じように有名であることは、それだけで価値を上げる要素。刻印がないものは判断が難しくなりますので、譲り受けたものであれば、受け取る際に誰の作品なのか教えてもらいましょう。

  • 欧陽詢(おうよう じゅん)作品の買取相場

    欧陽詢とは、中国唐代初期の書家です。初唐の三大家の一人、さらに楷書の四大家の一人としても有名。欧陽詢の作品は、市場でも高額に買取されている現状です。状態によって査定価格は異なりますが、一般的に数十万から数百万程度でしょう。ただし状態がよく、箱などが残っている場合には、さらに買取額のアップが期待できます。シミやヤケなどが起こりやすいため、売却を決めたのなら早めに査定を依頼してくださいね。

  • 褚遂良(ちょ すいりょう)作品の買取相場

    中国唐代の政治家であり、かつ書家です。初唐の三大家、初唐の四大家の一人とされています。代表作は「雁塔聖教序」や「孟法師碑」など。独自の書風を確立しており、未だに人気がある書家です。数万円から数十万円で買取されるケースが多くみられます。ただし、ニセモノもあるため、注意が必要です。専門的な知識がなければ、本物かどうか見極めることは難しいでしょう。売却の前に、必ず褚遂良に詳しい専門家に査定を依頼することをおすすめします。

  • 虞世南(ぐ せいなん)作品の買取相場

    中国の初唐の書家であり詩人、政治家です。書では智永禅師に学んでおり、その書風は「君子の書」と称されています。作品には『孔子廟堂碑』(こうしびょうどうひ)が著名です。また文集に『虞秘監集』などがあります。

    虞世南の作品は、状態にもよりますが数千円~数十万円の価格で買取をされているようです。ただレアな作品であり、かつ保管状態が良ければ、査定価格もアップしやすくなるので、一度査定を依頼するようにしてくださいね。

  • 顔真卿(がん しんけい)作品の買取相場

    中国唐代の政治家であり書家です。魏晋南北朝時代の東晋 王羲之が描く貴族的な書風に対して、雄勁な書風が有名。「気迫雄大」とも評されています。中国初唐の欧陽詢・虞世南・褚遂良の三人に加え、四大家と言われることも。

    顔真卿の作品は、数千円から数万円程度の価格で査定されることが多いです。保管状態や作品によっても査定価格は、大きく変動します。また中国美術に強いショップに依頼するかどうかでも査定価格が変るため注意しましょう。

  • 米芾(べいふつ)作品の買取相場

    中国北宋末の文学者であり書家、画家、収蔵家、鑑賞家など様々な才能を有している人物。特に書画の専門家として活躍しています。蔡襄や蘇軾、黄庭堅とともに宋の四大家と証されており、その4人の中でも米芾が最も書技に精通しているという人も多くいます。

    米芾の作品は「草書四帖」「蜀素帖」「真跡三帖」などです。有名な書家でもあるため偽物も多く出回っています。査定価格は数千円から数十万円までと査定の幅が広いです。保管状態が悪いと査定価格は低くなってしまうため注意してください。

  • 王一亭(おう いってい)作品の買取相場

    中国清末民初に活躍した実業家であり、書画家、銀行家、政治家です。実業家・銀行家として主に上海を中心に活動しています。また一方、中国同盟会にも参加した革命派の1人です。さらに画家としても優れた業績を残しており、仏教徒としての活動も有名でした。

    王一亭の作品は、「王一亭作品集:白龍山人墨妙」「蟠桃図幅」「山水図巻」などです。贋作も多く、査定価格が全くつかない作品もあります。しかし本物であれば、5万円~10万円程度で買取が行われているようです。

  • 張大千(ちょうたいせん・ちょうだいせん)作品の買取相場

    近代中国の書画家です。書だけでなく篆刻や詩の分野でも活躍しています。ただ贋作者であるとも多くの専門家が言っています。張大千の贋作であろう作品もありますが、まだ解決していないため真実は不明な状態です。最晩年は台湾に移住し、水墨画に専念しています。

    張大千の作品は、オークションなどで高値で取引されています。10億円以上の買取価格がついた作品も。一般的には数万円から数十万円で取引されているようです。作品によっては高価買取も期待できるので、まずは査定を依頼してください。

品目の特徴

高価な骨董品の場合、使用されている素材が違います。骨董品の多くは昔の富裕層が好む高級素材をあしらっているものがほとんどです。しかし、中国骨董品は本物と非常によく似たコピー品がとにかく多く出回っていますので、鑑定士による査定を行ってもらわないと、その価値が判断できません。

中国人に人気が高いもの

一見、日本で売りに出すのに何故、中国人が関係してくるのかと疑問視されますが、中国人の間では日本に流通している中国骨董品を逆輸入することが流行っているのです。中国で骨董品を購入するとなると、心配なのが偽物をつかまされること。電化製品やブランド品と同じように、骨董品においても中国では、コピー商品が後を立たないのです。投資目的で商品を購入することが多い中国では、価値のない偽商品を購入してしまうリスクが非常に高くなります。そこで日本の高精度な鑑定力で鑑定された商品を、こぞって買いにやってくるのです。そのことから、中国人に人気の高いものは価値が上がります。

有名な地域で生産されていたもの

中国の有名な地域で作られて今ものも、高額になるか否かの大事なポイントです。理由として地域ごとに骨董品は様々な特色の違いがあるからです。この違いこそ、ある種のブランド力を高め、どのようなものなのかを図る目安となるからです。

中国骨董品を高値で売るためには、「確実にオークションに売れる品」でなければなりません。コンディションの良い骨董品を購入する傾向がある富裕層は、汚れが酷かったり、見栄えが悪かったりするとオークションで購入してもらえなくなるので、骨董品を扱う店頭に並べても売れ残ってしまうリスクが高まります。

これらを踏まえて、他の商品と同じように良いコンディションを保つことは、高額査定に繋がりやすい重要な対策といえるのです。

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骨董品の適切な保存方法について

中国美術品は歴史が古いものが多く、そのために、保存方法はとても難しいものです。

保存状態が良好であることは、安易に予想がつくかと思いますが、実はなかには「使うことで価値が上がる」物もあるのです。

しかし、その保存方法と価値がどう関わっているのか。素人には判断がつきません。

そのため、家に中国の骨董品や美術品が眠っている場合は、まずは信頼できる骨董品買取屋に見てもらうと良いでしょう。

査定された物がどんな物なのか、どんな保存をすれば良いのか…というのを査定時に教えてくれるはず。

多くの場合は査定は無料で行なわれているため、買取ってもらう・もらわないの判断は、査定後にしても遅くはありません。

売る前に注意しておきたいこと

骨董品を買取ってもらう際に、注意をしなければならないのですが、骨董品を預けた後から、まったく連絡がとれないケースがあります。この場合、販売店側に騙されてしまっている可能性があります。

こういった対応をする時は、店舗が実在しない可能性が高いので、店舗が実在するか必ず確かめるようにしましょう。大事な骨董品ですから、トラブルが起こらないよう慎重に対応してください。

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