中国美術 Art of Chinese
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磁州窯

 中国の磁州窯について解説していきます。

磁州窯とは

中国河北省磁県を中心につくられた製品の総称で、中国最大の窯場といわれる民窯です。その起源は唐代だと言われており、現在まで千年以上にわたって親しまれてきました。鉄分を含んだ灰色の素地に白土を化粧掛けし、様々な装飾を施して焼き上げられた陶磁器のことを指します。

そもそも陶磁器の発展は、時代の変化により大衆文化が栄えたからだと言われています。宋代以降、庶民の生活が活発化したことにより、陶磁器が広く普及するようになりました。宋代から元代にかけて盛んに焼かれた磁州窯は、人々の生活に欠かせない器だったそうです。

磁州窯の特徴

磁州窯は、暖かみのある素朴な雰囲気が特徴です。その力強い作風は、庶民を中心に愛されるようになり、あらゆる民窯で焼かれていました。主に生活の中での実用的な器として、皿や瓶、壺などが多く作られていたそうです。

また、多彩な装飾も魅力のひとつだと言えるでしょう。青磁や白磁と比べると、絵画的な趣向が取り入れられています。後にさまざまな装飾技法が考えられ、その表現方法は時代とともに変化していきました。民衆たちの自由な風土の中から作り出されたからこそ、あらゆる装飾が生まれたのかもしれません。

代表的な装飾技法

磁州窯の装飾技法の中でも、代表的なのが「白黒掻落とし」です。白化粧した素地に黒泥を掛けた後、黒泥のみを掻き落として模様が描かれます。白と黒のコントラストが美しいと評判で、現在も高い評価を得ているそうです。他にも、刻花や印花といった彫刻的な技法を用いたり、黄色や赤などの顔料で模様を描いたりと、多様な磁州窯が産生されています。

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