中国美術 Art of Chinese
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官窯

中国の官窯(かんよう)について説明しています。

官窯のはじまり

官窯

官窯は中国宮廷の窯、もしくはそこで製陶された焼き物を指しています。

政治支配者によって築かれた陶窯であり、殖産興業としての官窯と、高い美術性を高級感を追求する宮廷御器(ぎょき)を制作する官窯の2つに大別されます。中国における始まりは五代の後周(こうしゅう)王朝の柴窯説が有力ですが、その実態に関しては不確かです。

確認されている官窯に関する記述としては、大中祥府9年(1016)記銘の「薛英(せつえい)程録」内の、遼(りょう)の国内に官窯が設けられていたとの記載が注目されています。

これは同時期より早い時期に設けられていた、北宋の官窯を手本に築かれたことを伺わせる、官窯の歴史を紐解く上での貴重な資料です。ちなみに南宋時代の官窯は、当時都が置かれた杭州(こうしゅう)開かれたことが伝えられています。

官窯の歴史

権力の象徴でもあった官窯の歴史について紹介します。

宋時代

官窯の歴史のはじまりは、宋時代(960〜1279年)にまで遡ります。この時代には、宮中のご用品として扱われ、青磁器として作成されていました。

明時代

宗時代を経て、明時代の永楽年間(1403~24)に、江西省の景徳鎮(けいとくちん)窯に設けられた官窯では、白磁、染付、色絵中心の作陶へと変化がみられました。

種類別にみる官窯の特徴と変遷

唐三彩

8世紀初めに集中的に製陶され、中唐以降に姿を消したとされる陶磁器ですが、晩唐から宋代に「三彩」として継承された、歴史的に初期の官窯。

越州窯青磁

晩唐から五代にかけて越州窯で作陶された、別名「秘色青磁」と呼ばれる良質の青磁器。重要な輸出陶磁として日本、朝鮮、東南アジア、西アジアへと輸出されたことが確認されています。

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