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仇英(きゅう えい)

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人物画や鳥獣画だけではなく春画なども手掛けた画家として有名で、中国絵画のなかでも風俗人物画の流れを作った立役者ともいえます。仇英はわずか42年でその生涯に幕を下ろした画家で、生前彼が手掛けた作品は今では非常に貴重とされています。

仇英の生い立ち

1509年に生を授かり、中国・明朝時代の中期に画家として活躍。生まれたときの身分は低いものの天賦の才に恵まれ、幼少期から蘇州の画家・周臣に師事して伝統技法などを学びました。

人物、鳥獣、山水、桜観が得意で、特に人物画においては、忠実な写実や美しい表現を狙った独特の画風を生み出しており、美人風俗画にはその特色が強く活かされています。

代表作

  • 秋江待渡図(しゅうこうたいとず):不明
  • 周臣に師事して山水画を学び、青緑山水画の中に人物を入れた人物山水画に秀でた画人。奥行きを表現した深遠画法を用いた有名な画で、師匠の周臣、そして周臣が影響を受けた李唐の画風を彷彿とさせるものがあります。

  • 桃李園図(とうりえんず):不明
  • 中国・唐時代の有名な詩人、李白がいとこたちとお花見をしている様子を描いたものです。人物画に高い評価を得ていた仇英の有名な作品の一つで、桃・李(すもも)を描き分けるなど確かな技術を有していました。

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