中国美術 Art of Chinese
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青銅器(せいどうき)

青銅器について紹介します。

青銅器とは

青銅器とは、青銅で作られた道具です。青銅は銅に対して10%前後のスズを含む人類最古の合金ですが、考古学としての青銅器は鉛やヒ素、ニッケルなどの金属が含まれている場合もあります。

青銅はもともと光沢のある金属で黄金色のものもありますが、出土する際には「ろくしょう」と呼ばれる銅のサビのために青や緑色になっています。

また、青銅は鉄と比較して加工がしやすく、さびにくい特徴があります。酒器や食器、水器、楽器、馬具や農具、工具、農協や武具にも用いられていますが、銅銭などの貨幣は青銅製であっても青銅器とは言いません。

青銅器のはじまり

メソポタミア・エジプトでは、紀元前3500年ごろから青銅器が出現し、遺跡からは斧や短剣などの武器・工具が出土しています。西アジア世界で発達した青銅器は世界に広がっていきました。主として青銅器を製作・利用していた紀元前3000年から前2000年ごろを青銅器時代と呼んでいます。中国では殷、周の時代が該当します。

中国の青銅器は器形の種類や文様、技術が発展し、美術的価値の高い工芸品としても愛好されています。また、文様や銘文により作成された歴史を知る為の史料として研究されています。文様にはヒツジ・ウシ・トラなどの動物だけでなく、龍や鳳など架空の動物の模様を配した複雑な構成になっています。

銘文は殷の後期から鋳込まれ始め、単字から30文字程度でした。周の時代には数百字にわたる長文の銘が鋳込まれることもあり、周王朝後半期には特有のデザインや文様が地方ごとに現れ、ろう型法を用いた青銅器作成が始まります。装飾の文様を加える施文技術も変化し、銘文が刻銘されるようになりました。

戦国期以降、中国周辺諸地域に青銅器文化が波及していきました。朝鮮では前6世紀以降に短剣や鏡、飾金具、馬具などが見られるようになりました。

日本においては、縄文時代に大陸との交易で入手したとみられる青銅器が出土していますが、本格的に青銅器が渡来したのは弥生時代の紀元前2世紀ごろで、当初は鏡、矛、県などの武器類や銅鐸が主でしたが、実用品としてあまり使われないようになっていきます。銅鐸は日本独自の発達を遂げ、古墳時代には青銅鏡が多数作られるようになり、年代決定の重要な史料となっています。

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監 修

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