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画帳

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ここでは、中国美術における骨董画帳について、価値の見極め方などをまとめています。画帳をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

画帳とは

本来の意味での画帳とは「絵を描くための帳面」のことですが、美術品としての画帳とは、帳面や画用紙そのものを指しているのではなく、すでに何らかの絵や書が描かれた作品を指します。

作品のパターンには、「絵だけ」「書だけ」「絵と書の両方」など様々ありますが、どのパターンであっても古来伝わるものであれば、骨董画帳としての価値が認められる可能性があるでしょう。

なお、中国の骨董画帳の中に多く見られる「絵と書の両方」の巻物の中には、驚くような高値が付けられるものもあります。

画帳の価値の見極め方

画帳の価値は、主に次の3つの基準から見極めていきます。

作者

画帳の作者が誰なのかにより、骨董品としての価値が大きく変わります。有名作家が製作したものであれば価値は高くなり、名もない作家が製作したものであれば価値は低くなります。作品に残された作者の「サイン」を分析することで、その作者が誰なのか、また、その作品が本物なのかを知ることができます。

製作時期

一般に骨董画帳は、製作時期が古ければ古いほど価値が高くなる傾向があります。もちろん、製作時期が古いものの中にも凡作があり、製作時期が新しいものの中にも秀作はあります。その点は正しく評価する必要がありますが、それとは別に、製作時期が古いものには「希少性がある(=現存しているものが少ない)」という意味において、古いというだけで価値が加算される傾向があります。

入手経路

骨董品に興味のない一般人から譲り受けた画帳よりも、骨董品の収集に熱心だった知人や著名な政財界人などから譲り受けた画帳のほうが、一般に、価値が高い可能性があります。

画帳の価値を知りたいなら骨董品鑑定がおすすめ

画帳の価値の見極め方をご紹介しましたが、これらの見極め方を理解したところで、素人が正しくその価値を査定することは、ほとんど不可能でしょう。価値を査定するための客観的な情報(作家や年代など)を握っていたとしても、そもそもその情報が本当であるかどうかを判断することは難しいからです。その意味では、お持ちの画帳の価値を自分で査定することは、極めて困難と考えるべきでしょう。

売却するかしないかに関わらず、お持ちの骨董画帳の価値を正しく知りたいならば、骨董品鑑定に出してみることがおすすめです。

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