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郭沫若(かく まつじゃく)

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郭沫若は中国の政治家、文学者、詩人、歴史家と様々な方面で活躍をしました。また生涯で三度の結婚を経験した人物で、一人目の妻の時には結婚後わずか五日後に家を出ていたそうです。
近代中国の知識人を代表する一人であり、つねに時代の先頭を切る彼は多くの支持を受けていました。

郭沫若の生い立ち

22歳の時に日本へ留学にきた郭沫若は、はじめは医学の道を志して大学の医学部を卒業するものの、随筆家・ヒューマニストであるホイットマンなどの思想を受け、文学を優先することを決意。南昌蜂起に参加したことで対立した蒋介石に追われる形で日本に亡命をします。

その後日中戦争が勃発すると、結婚した日本人妻、子供を置いて中国へ帰り、戦後は日本に戻ることなく中国で別の女性と再婚。少々過激な人生を送った郭沫若は、86歳でこの世を去りました。

代表作

  • 蔡文姫(さいぶんき):1959年
  • 郭沫若が発表した、漢末の戦乱が舞台の戯曲。二十一世紀になった現代でも郭沫若劇の上演が続いているのは、彼の才能がそれだけ秀でていた証拠でもあります。彼の演出には創意工夫が溢れており、北京人芸の形成に多大な影響を与えるきっかけになりました。

  • 武則天(ぶそくてん):不明
  • 蔡文姫と同時期に完成された歴史劇。どちらも北京人民芸術劇院によって上演されています。中国の伝統の詩歌にとらわれることなく、その時代に合った詩風を作り出すことで高い評価を受けました。

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