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張大千(ちょうたいせん・ちょうだいせん)

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中国・台湾の近代書画家である張大千。彼はオリジナルの作品はもとより、贋作者としても有名で「500年に一人の画家」「南張(南に張あり)」と言わしめるほど、実力を称えられていました。
驚きのエピソードとしては、彼の作品の取引総額が2011年にピカソを抜いたそうです。

希代の天才・張大千の生い立ち

張の人生は数奇であったと言えます。10代の頃に日本の京都へ留学し、芸術専門学校で染色を3年間学びました。その後もブラジルやアメリカ、アルゼンチンなどを20年以上に渡り歩き、中国美術の枠を飛び越え芸術的で美しい作品を数多く生み出しています。

1957年、張が58歳を過ぎたころには贋作制作をしていませんでした。目が悪くなったため、贋作が描けなくなったそうです。

代表作

  • 秋海棠(しゅうかいどう):1957年
  • ニューヨーク国際芸術学会で金賞を受賞することになった作品。1948年から国外に移り住み、当時流行していた印象派や立体派に触れ、中国画に西洋の技術を取り入れ始めた作品です。

  • 愛痕湖(あいこんこ):1968年
  • オーストリア西部、チロル州はアーヘン湖を描いた絹本色彩です。この愛痕湖は2010年に1億80万元(日本円にして約13億円)という、当時の中国美術の近現代書画で億元の大台を突破した作品です。

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