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亞明(あみん)

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こちらのページでは、現代中国を代表する画家・亞明(あみん)を紹介しています。その生い立ちや代表作に関する情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

優れた山水画を描く、現代中国を代表する画家

中国安徽省合肥出身の画家・亞明は、優れた山水画を描くことで知られています。1924年生まれで本名は葉家炳。幼い頃から絵の才能があり、10歳から絵画を学び始めています。そして本格的に絵画を学び始めたのは1941年に淮安芸術専門学校に入学した頃から。ここでは、中国伝統の絵画技法を学び、頭角を現し始めたとされています。淮安芸術専門学校を卒業した後は、「崋東画報」という美術誌の副編集長として活躍。さらにこの時期に画家としても本格的な活動を始めており、「中国美術家協会江蘇省分会」の副主席を勤めました。

その後、若い画家たちと「江蘇国画工作団」を結成して江蘇省をはじめとする6つの省をめぐり写生を実施するなどして技術を磨き、1961年には北京で展覧会を行いました。その後は、作品作りに精力的に取り組むとともに、後進の画家の指導にも力を入れ、現代中国を代表する画家として知られるようになっています。

代表作

  • 「華山北峰」

「華山北峰」は、亞明の代表作として広く知られている作品です。作品名ともなっている華山北峰が黒々と描写されており、見るものを圧倒します。ゴツゴツとした岩肌のある雄大な大きな山の峰には人家が描かれており、厳しい自然の中で人々が健気に生活を営んでいる姿を切り取った作品となっています。

サイズは28cm×34.1cm。

  • 「高山流水」

作品名となっている「高山流水」とは、中国春秋時代の故事に由来する四字熟語。これは、「流麗な音楽」を意味していますが、この「高山流水」という作品はまるで美しい音色が聞こえてくるかのような仕上がりになっている点が印象的です。

滝壺と岩場が少ない色で表現されていますが、激しく流れ落ちてくる滝の水で濡れている様子をありありと描き出しています。そしてその岩場に腰を下ろしているのは琴を弾く男性。滝の流れを背景として琴を演奏する人物を描くことにより、妙なる音楽が満ちているという光景が美しく切り取られている作品となっています。

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