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中国美術を学びたい人のための入門

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黄君壁 (こうくんぺき)

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広東州に生まれ、父の影響で幼い頃から絵に興味があった黄君壁。美術学校で中国画と西洋画を学び、中国画の伝統を守り抜いた師匠・李瑶屏とは異なり、西洋画の技法も中国画に取り入れました。

老年まで作品を発表し続け、中国を代表する画家として、今も愛されています。

「東西の技法を紡ぐ」黄君壁 (こうくんぺき)の生い立ち

1899年、広東州広州に生まれた黄君壁。裕福な家庭でしたが、5歳頃に父を亡くし、その父が絵画を愛好していた影響から幼少期より絵を好むようになりました。

父が残した絵画コレクションにより独学で絵を学び、青年期には美術学校で中国画を本格的に学びます。同時に西洋画も研究し、中国画にその技法を取り入れていきます。

画家・李瑶屏に師事し、25歳のときには広東美術展にて受賞。新進気鋭の画家として注目を浴びます。その後も美術学校の講師を続けながら、多くの作品を残しました。

老年に至るまで作品を発表し続け、中国画壇を代表する画家として1991年の没後も高く評価されています。

代表作

  • 秋山紅樹図
  • 赤く色づいた秋の山水風景を描いた作品。紅葉に満ちた山に滝が流れ落ち、川は静かに流れているという、大自然の姿をいきいきと描き出しています。

  • 溪山瀑雨図
  • 右側に岩山の肌を伝って落ちる滝、左側に2本の松を描いた山水画です。岩山の中腹にたなびく雲、滝と霧雨など、まるで清浄な空気まで伝わってくるような趣をたたえています。

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