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1883年に浙江省呉興県に生まれ、能書家、教育者として知られる沈尹黙。詩人であり学者でもあり、日本の京都大学への留学経験もあります。沈尹黙とはどのような人物で、作品が生まれた背景はどのようなものだったのでしょうか。生い立ちや業績、人格などを調べ、なぜ沈尹黙の作品が今でも愛され続けているのか紹介していきます。
沈尹黙は浙江省に生まれ、幼少期から詩文を学んでいました。11歳頃には本格的に書法を学び始め、1905年に日本へ短期留学し、京都帝国大学に在籍していました。1913年には北京大学教授に就任、1932年には北平大学校長に就任しています。
技巧に走ることなく、古典回帰を目指しており、筆の流れや勢い、精神などに理論的な造詣が深く、現代筆墨会の旗手ともいわれ高く評価されました。
しかし、1966年に始まった文化大革命の荒波の中で、知識人・文化人として不当な迫害を受け、貴重な作品や研究資料の多くを失うという苦難に見舞われました。1971年、その波乱に満ちた生涯を静かに閉じましたが、彼が遺した論理的な美学は、現代の書道史において欠くことのできない輝きを放ち続けています。
1952年、沈尹黙の70歳を祝賀し親しい友人たちが詩集を作ってくれたことに対し、返礼として吟じた七言詩。洗練された筆致と、流麗な動きが融合し華やかさがあります。
沈尹黙の楷書は、王羲之や褚遂良の伝統を継承しながらも現代的な清潔感を備えており、現代における最高峰の正統派書道として高く評価されています。
中国に伝わる五行八卦の原理に基づいた、太極拳の基本的な動作「十三勢」について心得を記したものです。文字の力強さ、流れるように鮮やかな筆さばきが見所です。
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