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劉大為(りゅうだいい)は1945年、中国山東省生まれの画家です。若き日を過ごした内モンゴル自治区での経験をもとに、現地に暮らす人々の姿を描いた人物画を数多く手がけてきました。
解放軍芸術学院の教授を務めたほか、中国美術家協会の主席(会長)や中国文学芸術界連合会の副主席(副会長)といった要職も歴任しています。
幼い頃に家族と内モンゴル自治区へ移り住んだ劉大為は、現地で少数民族の暮らしに触れながら育ったといわれています。1968年には内モンゴル師範大学の美術学部を卒業しました。
その後は北京の中央美術学院でも絵画を学び、呉作人や李可染といった画家から指導を受けたと伝えられています。こうした学びを通じて伝統的な中国人物画の技法を修め、内モンゴルでの実体験を生かした独自の画風を確立していきました。
卒業後は解放軍芸術学院に所属し、美術学科の教授・主任として後進の指導にもあたっています。
「晩風」は、劉大為の代表作のひとつとして知られる人物画です。夕暮れどきの落ち着いた空気の中に佇む人物の姿を描いており、鄧小平をモデルにした作品と伝えられています。派手な演出を避け、静かな筆致で人物の内面までを伝えようとする表現は、劉大為ならではの人物画の特徴です。
「布里亜特婚礼」は、伝統的な婚礼の様子を題材にした作品です。少数民族の暮らしや風習を丹念に捉える画風がよく表れており、若い頃に内モンゴルで過ごした経験が背景にあるとうかがえます。人々の表情や衣装の描写からは、現地の生活に温かく寄り添う姿勢が伝わってきます。
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